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とりあえず。
麻『失礼しました。』
ガチャン
僕は理事長室を後にした。
学園をでて、道を真っ直ぐと歩く。
道の両端には薔薇の咲いた植木鉢が何個も置いてあった
黄色い薔薇に赤い薔薇。それと白い薔薇も。僕的には白い薔薇が好きなんだけどね!
なんか純粋さを感じるよ(笑)
麻『噴水…あった』
清い水がひたすらわき出ていた。
太陽の光に照らされてキラキラしている。眩しすぎて僕は目を細めた
ほんのちょっとだけ眺めてから、右の道に曲がった。
右に曲がれば、ホテル以上の豪華な寮があった。あまりの迫力に僕は腰が抜けそうになった。
麻『とりあえず寮長さん捜さなきゃ』
寮に入ると、大きなシャンデリアに広い広いロビーがあった。
ソファとガラスでできたテーブルが置いてあった…………って…んん!!??
ソファに誰か寝てないか!?
麻『………』
僕は恐る恐るソファの上から覗いてみる
麻『あの……』
若いお兄さん…かな…ソファに仰向けになって爆睡していた。お腹の上にはグラビア雑誌か何かのエロ本を抱えていた。
きっといい夢を見ているのだろう。
邪魔するのも悪いけど、この人が寮長なら起こさないといけない。
麻『起きてくださいっ!』
?「あ゙ぁ゙っ……?」
麻『ひぃっ…』
低血圧だから機嫌が悪いのか。
いい夢を見てて起こされたのが嫌だがら機嫌が悪いのか。
どっちにしろ最悪だ…
すごい迫力…と目つきの悪さにビックリした僕はあまりにも恐怖すぎたからつい変な声をだしてしまった
麻『寮長さんですか…?』
?「…そうだけど…?」
ちょっ…血管浮き出てるんですけどっ
怖いんですけどぉっ
でででっ…でも…ちゃんと聞かなきゃ……
麻『今日転校してきた者ですけど…』
?「あぁ…………って雨宮さん!!??」
麻『そうですけど…』
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