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その後、通学路の住宅地をゆっくり歩きながら…
こっそり拝借した鏡を片手に取り
夕焼けの染まる空に上げて見上げていた
はは…なんかいつの間にか持ってきちゃった。
ちょっとぐらい大丈夫よね~♪
って
いや、大丈夫じゃねぇだろ
つか…これって無断借用じゃね?
窃盗罪?え…ちょ…
あ~なんか重大なことに気づいた。
ヤバいことやらかしちゃったかも。
だいたい、こんな鏡持って
何しようとしてたんだっけ…?
早く家に帰って私服に着替えてから
また学校に行って返そ…。
―家に戻ってから第二ボタン開放状態でシャツは着たまま
スカートから紺のジーンズに替えて
なんだか男っぽいような服で鏡を片手に再び外へ出た。
沈みかけている夕日は街を紅く染めていた
道を駆け抜け売店が並ぶ通りの横断歩道で
信号が赤になり、足を止める
あ~急がなきゃ学校閉まるーっ!
焦りながらも冷静も保ち自分を抑えて
青に変わるときを待つ
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