雪の降る夜に

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至って平凡、嫌平凡以下かな。 そんな俺だった。 学校は嫌いだった。 したくもない勉強を強いられ。 聞きたくもない先生のいうことを聞き。 上辺だけの友達関係を築き。 くだらないことを繰り返すだけの毎日… こんなのまったく楽しくないだろ? 学校が嫌いだった… 俺にとっての学校は苦痛としかならない。 なんで、したくもない勉強をする? なんで、聞きたくもない先生のいうことを聞かなければならない? なんで、仲良くもない友達に無理矢理合わせなくてはならない? 日頃からこんな事を考えてた俺は次第に学校がつまらなくなった。 ポツリ、ポツリと学校を休み始めたんだ。 最初のうちは皆心配してくれた。 先生も何度か家に来て学校にくるようにと促(うなが)してきた。 仕方なく久しぶりに学校に行った。 相変わらずだった。 久々に会ってつまらない友達としゃべり。 授業を受ける。 「相変わらずつまんねーなぁ」 確かそんな事を考えてた時 君に出会ったんだ。
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