雪の降る夜に

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「よっ!久しぶりだね」 ボーッと窓際にある自分の席から空を眺めてた時だった。 、凛と澄んでいて、それでいて元気のある明るい声に俺は振りかえる。 そこにいたのは女の子。 背が俺より頭一つ分小さく(まぁ今は俺が座ってるから見上げているわけだが)細くいまにも折れそうな足、そして長く綺麗な腕。 極め付けに綺麗に整い、小さな顔。 そんな完璧に近い彼女が俺に話し掛けてきた。 「あー、んーと…誰だっけ?」 結構学校に来ていなかったので、よくしゃべる奴以外の顔を忘れていた俺はまったく見覚えのない彼女に頭を混乱させながら聞いてしまった。 「はぁ、まぁしょうがないよね、久しぶりだし前はあんまり話せなかったから、クラスメートです!そして現在席は隣っ」 少し落ち込んだかと思うと呆れたように笑いながら元気に話し掛けてきてくれ自己紹介をしてくれた。 席が隣とゆうこともあり。 その日から少しずつ君と打ち解けあうことができた、少しずつではあるが本心で喋れる相手となってきた。
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