FILE1 こだわりなら仕方ない

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時は十九世紀末、地球上のどこか、たぶんヨーロッパみたいなところ――― その街には怪盗がいた。 夜の帳に紛れ、鮮やかに美しく、様々な美術品を奪っていく、大悪党と英雄を兼ねる唯一の存在。 街の人々は彼らに憧れ、その名を知らない者は今や一人も居なかった。 怪盗団“鹿公園”。 それが、彼らの名前だった。
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