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「ふぅ、全部話すから聞いてくれる?お金はいらないわ」
取り敢えず埒が開かない。話し聞いてから考えるか?
「話してみろよ」
俺は緊張しつつもそう言った。
「まず、自己紹介が遅れたわね。私はパコ。このゲームの選定者」
は………?意味、わかんねぇんだけど?
俺があからさまに顔をしかめると、パコと名乗った少女はため息を吐いた。
「意味は、わからなくてもいいわ。貴方には人生ゲームをしてもらう。そして、それを選んだのが私」
何だこのRPGな展開は…
女神が出てきて世界を救う勇者は貴方だとかそんなのか?
というかこいつ…何人?
って、どうでもいいか。
「RPGとか思った?後、私はクォーターだけど、一応日本人だから」
何で……わかるんだよ……
「わかるものなの」
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