双子

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紫姫が稽古場に行った後、紫皇は一人淋しく部屋にいた。 殺風景で何もない。 淋しさと虚しさの部屋。 色に例えるならばそれは”白“。 まだ染まっていないモノ。 他の色に染まりやすいモノ。 紫皇自身、色白で性格も白色のようにまだ染まっていない、純粋な性格。 この先ずっと白のままなのか。 それとも他の色に染まってしまうのだろうか。 誰もそんなことはわからない。 解り得なかった。
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