はじまりとおわり

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人間は夜になると眠りにつく。 わたしはそれを"おわり"と呼ぶのだ。   瞼を閉じ、意識を深く沈めるその姿はまるで死に似てはいないか。 そう思ったことが由来している。   そしてわたしは死ぬのだ、今日にさよならを告げて。  
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