第二章

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その後、空は音沙汰なく日常を平坦に過ごした。 傷が再び痛みだす事もない。 ここがあの世である訳でない。 また、普通に過ごしていた。 だが、今回は本当に生きた心地がしないでいた。 何故か知らないが、またあいつが襲って来る気がしたのだ。 僕は死んだと言って去っては行ったが、いつ僕が生きていると気づいてまたやって来たら……。 そして、嫌な予感は当たるものだ。 実際……それはあれから三日で、形を変えてやって来た。 新たな能力者へと。
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