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「代わり・・・・・?って何だ?誰だこの人」
「こいつは・・・・・」
「おっと。いいよ嶺王。俺が自己紹介しよう」
耀(あかる)と呼ばれた男は、ユニフォームの上に、ウィンドブレーカーを着ている。
胸には、英語でSYUNTOUと表記している。
春濤(しゅんとう)学園。
東京都代表。既に甲子園行きが決まっている。
「俺の名前は真田 耀。そいつの元・相方さ」
「相方・・・・・」
元バッテリーという事なのだろう。
ということは、嶺王が中学の時、シニアで組んでいた投手ということか。
「相も変わらず、機嫌の悪そうな面だ」
「相も変わらず、胸糞悪くなる面だ」
とても、元バッテリーの会話とは思えない。
「それよりも・・・・・代わりって何だ?」
「気にするな」
「おいおい誤魔化すなよ。俺らをあんだけ利用した癖によー。今度はこんな純真無垢っぽい奴を食い物にしてんのか」
「えっ」
「お前な・・・・・本当にキレるぞ、それ以上言ったら」
「しかも、そんなどうしようも無いピッチャー使って・・・・・」
「耀!!」
嶺王は、一瞬で自身と耀の距離を縮め、胸ぐらを掴んだ。
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