第二回 街で一番の番犬

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第二回 街で一番の番犬

とにかく若かりしころのおじいちゃんはよく吠えた。表に出たら「わんわん」チャイムが鳴ったら「わんわん」 お客とも話にならない。 外に出ると強がる。 「俺は強いんだぞ」 尻尾をピーン!耳をピーン!背筋をピーン! 威風堂々で歩く。 犬同士の喧嘩だって負けない。 「俺は街一番の番犬だぞ。いざとなったら飼い主がいるもんね。」
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