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「学校?学校行ってるんですか?」
「あぁ…取り敢えずその辺は食事中に話すから着いてきて」
そう言うとご主人様は食堂へ移動した。
ワイワイ……がやがや……
「え~、ゴホン、皆さん静かにしてください。」
ワイワイがやがや……
「いや、あの、静かにしてくださいませんか?こんなときぐらい話を聞いてくれよ」
パンパン
「皆~今日から新しい子が来たの、紹介するから静かにしてー!」
がやがや……ピタッ
「なんで皆俺は無視するのに美羽の言うことは聞くんだろ?」
「美羽さんは信頼されてるんですね」
「麗子だけだよ、今俺の発言聞いてくれてるのは…、ありがとね」
「苦労してますね」
「そうなんだよ、皆解放したは良いけど身寄りないから、今まで数人しかこの家を去ってないんだよね」
「と言うことは皆さん元奴隷ってことですか?」
「察しが良いね。そうだよ、ここにいるメイドと執事は、成人して学校を卒業しても身寄りがない人たち、雇う形で色々してもらってるんだけど、いつかは出ていってもらう予定…まぁ、そろそろ社会復帰出来るくらいにはなったから、うちが管理してるアパートかマンションに移ってもらうつもりだよ。後はバイトの斡旋して徐々に社会復帰してもらう」
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