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「あんた自分の目的忘れたの?それとも放棄したの?そんなの、私が許さないって言ったよね?」
そんなことを叫びながら、今度は1000Kgと書かれたハンマーを手にしていた。
「ちょ、おま、それはよせ!死ぬ!俺死ぬから!!俺死んだら物語終わっちゃうからっ!!やっと主人公登場したのに即死とか嫌だからっ!!」
「てかあれだよ、こんなかわいい子が、事情を知らないとはいえ言いなりに成るんだよ!イタズラしたくなるじゃん!?」
「なりません!!」
「なるよ!それが漢ってもんだよ!」
「そんなもの漢でも男でもありません!変態です!!」
そんな微妙に意味のわからない事を叫びつつ部屋中を駆け回っていた。
「あの~、これは一体どういう事なんですか?」
さっぱり意味が分からない。メイドがご主人様を殴ってるし、ご主人様楽しそうだし。
「っと、おふざけが過ぎたか」
「何がおふざけよ」
ボソッと声が聞こえたが、聞かなかったことにしたようだった。
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