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顔を赤くしたまま押し黙り俯いてしまった美桜を見て、マネージャーが心配そうな声を上げる。
すると美桜は、顔を上げマネージャー達の方を向くと、上目遣いで口を開く。
「ご、ごめんなさい。 そ、それと、ありがとう……心配してくれて」
なぜだか静まり返えるスタッフ一同。
それもそうだ。
あの天下のグラビアアイドル、今や国民的にも認められつつある朝霧 美桜。
良く言えば天真爛漫。 悪く言えば鬼のようなわがまま娘。
しかも負けず嫌いで、プライドもこれまた高い。
そんな傍若無人な美桜が、頭を下げてごめんなさい。 しかもありがとう、だ。
これにはスタッフ一同かなりの乱心ぶり。
「おい、病院だ病院! 救急車回せ!」
「いっ、一般の病院でいいんですかね!?」
慌てふためくスタッフとマネージャー、
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