姉の教え其の二!  人の話は最後まで聴くべし!

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麗らかな小春日和。 誰もが足を止め、回れ右をして帰りたくなるような朝。 それでもここ、御坂市中央に位置する『北鳳学園』の校門は、登校する生徒達で溢れかえっていた。 その校門を、北鳳学園生徒会室の窓から、神妙な面持ちで見つめる女性が一人。 窓越しでも、白い肌と整った顔立ちが容易に伺える。 さらりとした腰まである艶やかな黒髪。 その毛先を片手で弄びながら、 「はぁ……」 と、なんとも色香が漂うため息。
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