姉の教え其の二!  人の話は最後まで聴くべし!

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「ほ、本当に頑丈だな……」 「だろ?」 忍の唖然とした言葉に、平然とした顔で答える澪。 確かに頑丈だが、普通なら死人が出てもおかしくない攻撃だ。 これもわざと食らったというなら、もはや脱帽もの。 「うぅ、酷いよ忍さ……ん!?」 顔をさすりながらぼやく司郎の顔面が、見る間に赤面してゆく。 その視線の先は忍。 正確には忍の胸元。 「ん? どうした司郎君? 私の胸に何かついて……」 ない。 着ていない。 着ていたはずの制服がないのだ。 あるのは胸元に巻かれた大きめの、ホワイトカラーのブラジャー。
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