姉の教え其の二!  人の話は最後まで聴くべし!

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「ちょっヘタレ、私の方に倒れてきたらぶん殴るからね……?」 フラフラしていた司郎の横から、きつい言葉を投げつけてきた女子生徒が一人。 ツインテールの髪に気の強そうな眉と瞳。 綺麗な顔立ちをしているが、半ば幼児体系なのか、身長がやたら低い。 司郎が158、少女は152といった所か。 こうして並んで見ると、兄妹に見えなくもない。 「あ、うんごめん胡桃 (くるみ) ちゃん……」 「ふん……」 「とか言いつつ、傷だらけの司郎に手厚く看病してやってたのは誰よ?」 直道がニヤニヤした流し目で胡桃をチラリ。
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