***プロローグ***

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何もない無の世界。 空も海も大地も、全てが白で統一された世界に、小さな女の子がさまよいこんだ。 白い髪に、透きとおるような肌。 今にも壊れてしまいそうなくらい繊細な女の子は目を閉じ安らかに眠る。     いつか、この世界に色をつけ、彼女を起こし、外の世界に連れだす者が現れるまで、彼女は眠り続ける。
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