素顔の君

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何だろう。なんか胸がぽかぽかして暖かい。 君の素顔を知るたびに、不思議と笑顔になる。 遥奈がそんなこと考えているうちに俊輔がこちらを見ていた。 「なに?どうかした?」 遥奈は少し頬を赤く染めて聞く。 「いや、お前の名前知らないから」 あっそっか。教えてない気がする。 「わたしは木之本 遥奈って言うの」 少し沈黙が続いたあと、俊輔た言う。 「・・・・・・木之本、でいいや。あと、俺と関わらない方がいい」 いきなり名前を呼ばれたので、びっくりしたのと同時に関わらない方がいいといわれ、胸が痛んだ。 何だろ? 自分でもよく分からない。 わたし、俊輔くんと関わりたいって思ってる⁉
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