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「何言ってんの!頑張ってるから汗だくなんじゃない。野球の面白さも知らないくせに勝手な事いうな!」
言ってしまった・・・・・・。
「あぁん💢なんだてめー」
あぁ、怖いです。それでも遥奈は言った。
「だから、もう二度と野球を馬鹿にしないで」
遥奈は即、ダッシュで逃げ出した。
言った、わたし頑張った。もうあの人には関わらないようにしなきゃ。
息を切らして教室へ入るともう中には多くの人がいた。
「お・・・おはよ」
勇気を振り絞って言った。
すると、ポニーテールの小柄な女子がこちらに寄ってきた。
「おはよ~、わたしは南 由紀(みなみ ゆき)っていうの。あなたは?」
挨拶・・・返してくれた。
まさかの高校初めての友達かー!
「わたしは木之本 遥奈、遥奈でいいよ」
「うん、わたしの事も由紀でいいよ。よろしくね遥奈」
「うん!よろしく、由紀」
やったー、友達できた。
それにしても可愛いな~。
由紀は遥奈とは逆で目がぱっちりしていておまけに背も小さい。
男子はほっとかないね~。
キーンコーンカーンコーン♪
チャイムと同時に先生が来た。
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