隣の席の男子

4/10
前へ
/85ページ
次へ
「何言ってんの!頑張ってるから汗だくなんじゃない。野球の面白さも知らないくせに勝手な事いうな!」 言ってしまった・・・・・・。 「あぁん💢なんだてめー」 あぁ、怖いです。それでも遥奈は言った。 「だから、もう二度と野球を馬鹿にしないで」 遥奈は即、ダッシュで逃げ出した。 言った、わたし頑張った。もうあの人には関わらないようにしなきゃ。 息を切らして教室へ入るともう中には多くの人がいた。 「お・・・おはよ」 勇気を振り絞って言った。 すると、ポニーテールの小柄な女子がこちらに寄ってきた。 「おはよ~、わたしは南 由紀(みなみ ゆき)っていうの。あなたは?」 挨拶・・・返してくれた。 まさかの高校初めての友達かー! 「わたしは木之本 遥奈、遥奈でいいよ」 「うん、わたしの事も由紀でいいよ。よろしくね遥奈」 「うん!よろしく、由紀」 やったー、友達できた。 それにしても可愛いな~。 由紀は遥奈とは逆で目がぱっちりしていておまけに背も小さい。 男子はほっとかないね~。 キーンコーンカーンコーン♪ チャイムと同時に先生が来た。
/85ページ

最初のコメントを投稿しよう!

134人が本棚に入れています
本棚に追加