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「まぁ今こうして生きてんだから気にすんなよ。俺も戦国荘に住んでるんだから、何かあったら助けてやるから。それからうちのオススメはマヨネー…」
「醤油ラーメンでいいです。」
「はー…食った食った。政宗ーいつものツケで。」
「そう言って五年も払ってねぇだろうがァア!!アンタは払えよ!」
「ブラックリストには載りたくないんで払います。」
「なんか痛い言葉がっ…!」
「まいど。うちのラーメン美味かったか?」
「美味かったです。…政宗さんって呼べばいいですか?」
「何でもいいぜ?伊達でも政宗でも何でも。」
「じゃあ伊達さん…美味かったです。また来ます。」
「おぅ。今度はマヨネー…」
「味噌ラーメンを食べに来ますね。」
マヨネーズをしつこく売る店主がいるラーメン屋から出ると、一服がてらぼちぼち二人で歩いて辺りを見渡してみた
「次は…何処に行くんですか?」
「そうだなぁー山田君は買いたい物とかないのか?」
「んー…取り敢えず食料とかですかね。冷蔵庫は明日実家からお古もらうんで」
「んじゃあ八百屋と魚屋が向かい合ってあるからそこに行こうか?」
「そうですね。でも真田さん八百屋と魚屋にはさすがにツケはないでしょうね」
「ツケはないけど…まぁ個人的に?」
「じゃあ真田さんとは此処でお別れします。」
「Σ待って!!;置いてかないでくれよォオ!!;」
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