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「おい、ちょっとそこの旦那!アンタこんな所うろちょろして何かする気か?」
「Σヒィイイイ!!!!?!;」
いきなり悪霊キター!!?!
「助けてくださいー!!;」
「ちょっ、人の話聞いてる!?何してんのってば!;」
「あ…ニンゲン…」
「?人間に決まってんだろ。アンタ病院いくか?」
「いや、いいです!それじゃあ!」
「ちょっとまった!アンタもしかして戦国荘に入りに来る人じゃないか?」
「え、なんでそれを…」
不思議に思って見ると目の前に立つ男はニッコリ笑った
「戦国荘にようこそ。管理人兼、商店街の駄菓子屋佐助をしてる猿飛佐助だ。」
「あ…ありがとうございます。笑顔が素敵ですね。」
「よく言われます。」
営業スマイルで言う辺りが素敵です。
「えっと、俺、山田草太って言います!よろしくお願いします。」
「よろしく…でも丁度出会って良かった、面倒じゃなくなるし。じゃあ部屋に行こうか」
最後の一言が痛いのはなぜ…
取り敢えずへこんでる場合じゃねぇな。ついていかねぇと!
なんかミシミシいう階段をなるべく静かに上がりながら、端の方の部屋まで歩いていく
210…211…212
数えながら部屋を見つけると、これまたボロいドアを開けると、意外と中は綺麗で正直かなりホッとした。
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