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中に入るとダシやらスープやらの美味そうな匂いに、腹の虫が暴れまわって腹をブチ破る位腹が減ってるのに今更ながら気が付いた。
「結構良さげな店ですね此処。」
「でしょ?俺だってやる時はやるからね。此処は知り合いの店なんだよ。」
取り敢えず空いてる席につくと、まだ忙しくない時間帯なのか店長らしき人が注文を聞きにきた
「いらっしゃい!!何にしましょ…ってまたお前か真田!!着けも払わずに毎日毎日食いにげしやがって!」
「真田さんが何で警察のブラックリストに載ってるか俺、わかった気がするわ」
「分かんなくていいから。政宗もそんな固い事言うなよ!あ、みたらしラーメン一つ。」
「だからそんなラーメンはうちにねェ!甘ったるいだろそれ!マヨネーズラーメンで我慢しろ。」
それはありなんですか
「若ぇの!アンタは何にするんだ?」
「あ、えっと…オススメは?」
「オススメぇ!?男なら自分が食いたいのをズバッと決めろよ!…ていうか見かけない顔だなお前?」
「はい。昨日戦国荘に入ったばっかりです。」
「成る程な。お前があの部屋に入ったのかー…死んだな。」
「だから止めてくれよォオオ!!古傷を抉られる位辛いんですけど!?」
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