落書きの伝説

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伝説、デンセツ、電設‥あれ? 「次は花という曲を歌います、この曲の作者は‥」 何とか授業に間に合った彩花と詩織は、音楽の授業を受けていた。 (うーん‥始めるって決めたけど、何を書けばいいんだっけ‥?) 音楽室も特別教室なので席がさっきと違う。詩織と席が離れてしまったので、自分一人で考えていた。 (試しにちょっとやってみようかな‥) シャープペンを取り出し、カチカチと芯を出す。 (‥よし。) カリカリ‥ 「初めまして、あなたのことが知りたいです。お返事ください。」 カチャ よっし♪できた! 「はいそれでは、元気よさそうな大和さんに、花‥この曲を歌ってもらいましょうかね。」 「わっ‥私ですか?は~い、もちろん!」 突然当てられてびくともしないのは、彩花は音楽が大好きだからだった。 ある程度の曲は歌えるし、とても綺麗な歌声で先生も彩花を気に入っていた。 「は-るの~♪うらら~の-♪」 (楽し~い!やっぱり音楽は最高!)
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