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「というか、クラブ顧問という自覚があるなら、顔を出すべきじゃないのか、サボ野教師」
「俺だって色々忙しいの。主に猫の世話で」
「まだあの猫山に入り浸っているのか!? 一体猫と私達部員のどちらが大切何だ!?」
「猫」
「速答!?」
このクソ教師は、一体どんな脳みそ(既に発酵し過ぎているのかもしれん)をしているんだ。
だが、またそんなことも何時ものことだから、特に気にすることでもないのだ。
「ならば、ハルの知能が三上がったとはどういうことだ」
「あー、俺が、男は女を待っててやるもんだ!いつまでもケツを追ってんじゃねえ!って助言を」
「貴様あああああ!また余計なことをおおおおお!」
コイツの相手をしてても拉致があかない。再度教室に戻って、ハルを説得せねば。
「この勝負、預ける!」
「遠慮するわ」
「もうじゃあ放置なり何なりしててくれ!じゃあな!」
そして、私は再び教室内に駆け戻り、ハルの姿を双眸に受け止める。
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