かなみ目線

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私はあれから何事もなかったかのように穏やかな毎日を過ごしていた。 心の中に小さなしこりをかかえて そんなある日、私は科学室へと放送で呼び出しをされた。 かずあきだ…。 今更なんだって言うのだろう。 ただの補習か? それとも…いけない補習かしら。 科学室に行くまでの時間がすごく長く感じた ガラガラ 「先生…」 「かなみ」 突然名前で呼ばれ心臓が飛び出そうになる。 「なんか、用ですか…?」 高鳴る気持ちとは裏腹にぶっきらぼうに答える。 「いや、お前、今幸せか?」
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