かなみ目線

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「すいやせん…」 そう言ってしゅんとした彼は、けんちゃん。 吉川健二。 私の恋人です☆ けんちゃんと付き合いだしたのは、ちょうど去年の冬。 かずあきこと理科の原田先生と不倫をしていた私を、好きと言って受け止めてくれました。 もうそろそろ付き合って一年。 一年経っても私たちはラブラブ。 もう私たちは誰にもとめられなーいっ☆ 「嘘だよっ!全然待ってない。 もっとゆっくりでよかったのに。」 そう言って私は健二に手を差し出した。 「そうですか… 卓球台の片付けにもたついてしまったから、待たせたらいけないと思って焦って来たんですけどね。」 健二も自然と私の手を取って、私たちは手をつないで歩き出した。
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