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もともと…
タバコは嫌い
だけど
あの人のタバコの香りは
好きになった
夜中に
ベランダに並んで
必ずあなたの
右側に座った
タバコを吸わない私に
「寒いから入ってろよ」
そういわれても
必ずあなたのタバコに
付き合った
だって
あなたのタバコを持つ
右手が好きだったから
その持ち方が
何故だか好きだった
二人で
夜空に煙が消えるのを
静かに見るのが
好きだった
だから
あなたのタバコは
好きだったの
今夜も
あの香りを
夜空に放ってるのかな？
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