三粒Candy

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机の上には、 BitterChocolateCandyと書かれた、飴が三つ転がっていた。 茶色と白の包み紙でくるんである、 男の子が持ってるにしては、 随分可愛い感じの飴。 絵本に出てくる魔法の飴みたいだ、輝いて見える… [あら、おいしそうな飴ちゃんね。一個ちょうだい。] 突然、現れたユキが飴を手にとった。 渡すものか! ユキの腕をガシッと掴んだ。 『ダメっ、あたしんだよ!』 [イタッ、なによぉ、けちん坊。] 『家宝にする!』 [腐るわよ。] 『だってぇ、今、 さっきの人がくれたの。』 [そうなの? じゃあ、取らないけど(笑)自分で大事にたべなさいよ。] 『うん。 ってかヤバイ、本気で落ちちゃったかも。』 [試験に?それとも恋に?] 『恋の方』 [健闘を祈るわ(笑)]
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