第二章

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「「杞乃波!!おはよう」」 「おはよう、結衣、里沙」 普段と変わらない日常 そう、杞乃波は昨日の夕方に見た光景を忘れていた 理由は簡単 今日は自分の誕生日だから 高校生活で初めての誕生日だから、うきうきしているのだ 「杞乃波って今日お弁当よね?」 「え?あ、そうだよ!」 今日は玉子焼き入ってるんだよー、と嬉しそうに言う杞乃波に里沙は微笑んでいた キーンコーンカーンコーン… 「おっ昼ー!」 やったー!と両手を上に挙げ、喜びを示す結衣 「なんで結衣がはしゃぐの」 うわー、と綺麗な顔を歪めながら言う里沙 「う…あ!杞乃波!!」 「はい?!」 いきなり大声で言った結衣に杞乃波は吃驚し、危うく弁当を落としそうになってしまった
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