第一章

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「あー…そいえば杞乃波」 「何ー?」 「あんた誕生日いつだっけ?」 (誕生日…? あれ、私結衣に教えた気がするんだけどなぁ…) 「明日、でしょ?杞乃波」 はぁ、とため息をつきながら代わりに言う里沙 「明日ぁ!?ちょ、早く言ってよ里沙!!」 「覚えてなかった結衣が悪い」 「里沙の薄情者ー!」 (…里沙の言うことはもっともだ でも、こうやって祝おうとしてくれる まあ忘れるのも、ちょっとあれだが…) 「んで?なんか欲しいもんないの?」 「欲しいものー?」 (欲しいもの、かぁ 考えてなかったなぁ) 「私はべつに…このまま二人と仲良しでいられたらなぁ、くらいしか…」
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