『マスター、行ってきます』

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『マスター、行ってきます』 「あ、ああ…いってらっしゃい」 無精髭を生やした、だが背が低く幼げな顔をした男が、そう言われ不安な表情をして頷き言葉を返した 『失礼します』 「……ついに行っちまった、大丈夫だろうか…?」 少女がそう言って大分離れた所で男がボソッと呟いた、何故彼がここまで彼女の事を心配するのかは三日前の夜にまで遡る
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