『マスター、行ってきます』

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「うわっ…って母さんかよ」 誰もいない筈なのに肩を叩かれた事に驚いた真理はすぐに後ろへと振り返った、するとそこにいたのは自分の母親 「何を言ってんの、ご飯だから下りといで…全くいい年して人形なんかで遊んでさ」 「なっ、違うよ母さん! 知ってるだろあの新しい法案!」 「見た目だけじゃ駄目なんだよ、肝心なのは中身もだよ、あんたなんかに…」 グチグチと母親の小言が始まった、それを止める為に大きな動作を交えて言葉を上げた 「くっ…今に見てろよ、ぜってぇ驚かしてやるから!」 「ハイハイ…分かったから早く下りといで」
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