それは突然

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「もとはといえば2人のせいでしょうが!…ったく…」 「だからって怒鳴ることないでしょうよ…真田十勇士の長、猿飛佐助もしくは武田のオカン…」 …とりあえず言ってみたら苦無に少し力が篭ったよ…やれやれ……血が流れるじゃないか……。いやもう流れてるか…はぁ 「…本当…、あんた何者?ねぇ……」 「…佐助の事を知っているとは…ただ者じゃないでござるな…」 「鉢巻きさん(露出狂)はオカンの(それと真田十勇士の)主で、真田幸村…親方様…、武田信玄を尊敬していて毎日殴り愛をしている…。そこの寝た振りしている蒼い人は奥州筆頭伊達政宗…、で、2人は宿命のライバル…。と、もう一人寝た振りしている茶色の人は筆頭の腹心で野菜作りが好きだという可愛い処のある片倉小十郎さん」 …その場の空気が冷めていくのがわかるね…くすくす……面白い……… 「…というかもう皆起きてるでしょ…こんだけ騒げば、ね…」 ―ニッコリ…皮肉を少しだけ混ぜて言う そして皆が起き上がる ……佐助がオカンならこじゅさんはオトンだよねぇ… ――なんて事が呑気に頭を過ぎた―
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