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「…今日、泊まってくの?」
「そやなぁ、もう帰んの面倒やし
泊まってこうかな」
機嫌よく左手首にブレスレットをはめながら貴は答えた。
「あんなぁ、今日はあかんねん」
「…なんでや」
おおっと!
もう声に凄みが入りましたよ〰💧
「ほら、明日早いし…」
「俺も一緒や、ボケッ!」
「やって、貴が隣におったら、
俺、手を出しちゃうやろ…?」
「あん?」
「そしたら、起きれんくなるんやないかなぁって…」
「変やな…」
どきんっ
貴は目を細めて、
俺に近づく。
「お前の口からそんなんでるなんて信じられへん。
いつもは逆やろ?」
「いやいやいや、
俺も大人になりまして…」
「いーや、おかしい!
お前、もしかして…」
ヤバい…!
「また変な夢を
見てるんやろぉぉぉぉ💢💢!?」
はい、怒られましたぁ!
その通りです!!
そう、はるかの夢で終結した数日後からまたおかしな夢を見始めていた---
ー比翼連理 了ー
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