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「貴ちゃん…
今、愛してるって言った?」
「言うてへん💢💢💢!」
「そう聞こえた!
俺も愛してるで、貴ちゃん!」
藤原は立ち上がり、俺に抱きつこうとしたが蹴りで止めた。うぐっと声を上げてしゃがみこむ。
「俺にケーキがつくやろ。それより、今回はどんな夢なんや?」
「………同じ夢が見れたら言うわ」
「なんで今、言わんねん」
「同じ夢が見れんかったら、言うても意味ないやろ?」
まあ、確かに俺は何もできないことになる。
「…わかった。とっとと風呂入ってこいや。俺は先、寝とる」
藤原は、はいはい、と何事もなかったように立ち上がりタオルをもって風呂場へ歩いていった。
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