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『私は構いません。シルビアが公表したいと言うなら反対はしませんよ。』
「本当?公表しても良いの?」
『はい。このまま隠していても為になりませんし、それに横恋慕されるのは嫌ですから……。』
彼女は自分のものだと宣言したい。
何だか独占欲が増したようだ。
シャスタは自分の気持ちの変化に少し戸惑っていた。
「そう思うなら公表した方が良い。お前もだんだん人間らしくなってきたな、相棒。」
マイケルもデボンの意見に賛成している。
「デボンさん、財団のみんなに公表します。」
シャスタとシルビアが同意した。
「あなた達がそうしたいと言うなら反対はできないわね。OK、セッティングは任せて。あなた達の事を誰にも悪く言わせないから。」
こうしてボニーのセッティングのもと、二人の関係は知られる事となった。
中には薄々感じていた者も居り、誰もが違和感なく二人の関係を認めてくれた。
結果、財団を挙げて二人を応援・協力する事を約束した。
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