102人が本棚に入れています
本棚に追加
数人の男性が
前を歩く通行人に
それぞれが一人一人声を掛けていた
「勧誘か何かかな...」
声を掛けられた通行人といえば
誰一切足を止めない
完全に無視してるιι
「嫌な勧誘?断らなきゃッ」
足を進めるにつれ男性達が近づく
結構です...結構です...
声を掛けられたら
ちゃんと言わなきゃ...
結構です...結構です...
そして ついに一人の男性が近づく
「僕が見えますかぁ~?」
『結構ですッ!!!!』
「あ‥ハイすいません‥ん?」
‥‥‥‥‥‥‥?
「∑ちょっと待ったぁ!!!!」
背が高く切れ長な目の男性が
私を呼び止める
何?何なの?
断ったじゃん!!!
一度止まった足を動かした
‥‥ってアレ???
さっき
[僕見えますか]っていった?
再度足を止め振りむく
5メートル程先に
声を掛けていた男性達が
こちらをみている
[僕がみえますか?]
先程の言葉を思い出す
‥‥‥‥
見えますけど‥ιι普通にιι
「ちょっと待って?話がある!!」
私には無い!!!
「彼女相当警戒してますねι」
「わかった、こんな手使いたくないけど‥」
私は 何だか怖くなって
再び前を向き歩きだそうとした
∑ッドン!!
.
最初のコメントを投稿しよう!