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闇雲に走ってきた
何度も壁にぶち当たった
ぶつかる度にバックして
方向を変えてきた
そうやって走ってきた
たとえゴールが見えなくても
闇雲に走ってきた
何度も壁にぶち当たった
ぶつかる度にバックして
方向を変えてきた
そうやって走ってきた
四角い部屋の中で
だけどねぇ
もしもこの部屋が
だんだん狭くなる魔法の部屋だったら?
ぶつかる間隔が狭まり
いつか私は囲まれる
壁の間に挟まれて
タイヤを空回りさせるんだろうか
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