想いを乗せたしゃぼん玉

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目が覚めると既に太陽は空の頂上にあった。 何処からともなく小鳥の囀りや子供たちの笑い声が遠く聞こえてくる。 春の心地良い陽気に浸っていた彼女-櫻井桃華(サクライ トウカ)は、眠たい目を擦りながらベッドから体を引きずり出すと大きく伸びをして欠伸を堪えながら階段をゆっくり下りた。
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