届かないと気付きながら…

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空は広いよね。 こんなに広くてどこまでも続いてるのに、 何故、君の元には想いは届かないんだろう。 この想いはどんどん高まってるのに、 空と僕の目からは無数の水滴が… こんなにも好きなのに。 こんなにも想ってるのに。 ひどいよね… あなたが見えない。 ドシャ降りの雨が君を消してく。 君の姿が潤んで。 涙と共に流れてく。 諦めなんて元から無い。 始まってもないから。 だってこの想いを伝えたら全てが変わってしまいそうで。 君と出会う前の光りの無い人生に戻りそうで。 だって怖いよ。 だって………… 僕、弱い? あなたとの時間は、 一瞬で過ぎてく。 今度会えたら何を話そう… また他愛もない会話なんだよな。 あなたを想う事が僕の暇の潰し方。 もしも願いが叶うならこの想い少しだけ伝えて。 全部は恥ずかしいよ… あなたが見えない。 ドシャ降りの雨が君を消してく。 君の姿が潤んで。 涙と共に流れてく。 どうせなら僕の記憶からあの子を消してくれないか?もう苦しむのは嫌だ! なんて想えたら楽だろうな…
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