壱.始まり

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「なっ…それってマズいんじゃねーの…!?」 「あぁ…」 水銀はかなり焦ったようにあたふたしている。 「どうすんだよ!神域の奴らが動き出した…ってことは、こっちに下りてくるってことだろ!?それって…!」 「……そう」 「――殺し合いだ…」 「っ…!」 冷静すぎる紅、それを落ち着かない瞳で水銀は見た。 「アイツらと俺らの戦争が始まる…」 「……ッ」 「この世界を好き勝手にはさせねぇ…ッ!」 そして、紅はキッと割れた空を睨み、水銀を連れて家へと引き返した。  
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