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ふんふーん♪
オレは上機嫌だ!
なんたって明日から紫陽花祭が始まるんだもん!
今年は翔太兄ちゃん担ぐのかなぁ?
翔太兄ちゃんとは、勇太の兄ちゃんのことで、先月20歳になったばかりだ。
お御輿を担げるのは20歳からだから、今年から翔太兄ちゃんはお御輿デビューなんだ。
ドンっ!!
うわっ!
オレは誰かにぶつかった。
「すすす、すいません💦前見てませんでした!」
「いぃんだょーん、気にしなぃでくれたまえょーん。」
ぶつかった人は、紫色の奇妙なスーツを来ていた。
スーツは綺麗なのに髪は乱れていて。
顔はやつれていて、目は死人のようで、痩せ細っていた。
香水はゲキくさっ!
…こんな人いたっけ?
何故かとても不思議な印象を受けた。
「ふむふむ、君は睦月 元矢君だねぇ?ちゃんと今日のうちに親孝行するんだょ~?じゃないと後で絶対後悔しちゃうから!アハッ☆あと、命は儚い物さ、大切にしたまえょーん。まぁせいぜい頑張ってくれたまえょーん!」
その男は奇妙な事を言って去って行った…
なんだぁ?アイツ。
頭おかしいのか?
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