第一章

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  「母さん、バイト行ってくるね」 「…気を付けて…」 「わかってる」 僕は病気の母さんと2人暮らし 父さんは僕が小さい頃に事故で死んだ 高校に行かずバイトばかり 朝から夜までずっとコンビニ わっ、大変… 遅刻するっ! いつもの道をいつもより少し遅い時間に走っていた 「あ…」 え?何、僕? 気のせいかな…? 知らない人が僕の方を向いて声を発したように感じた 「……早見春君?」 ……気のせいじゃ…ない  
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