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伏線2。さりげなく春日の荷物を持つ。
局のシャワー(スタッフ用)を浴びてさっぱりして出てきた春日は、今日も当たり前のように楽屋にあった弁当を自分の鞄に詰め込んでいる。
その数4つ。
どんだけ卑しいんだよ。
だいたいお前んちの冷蔵庫も冷凍庫ももういっぱいいっぱいだろ…。
残念な相方に呆れながらも、台本通り、セリフを口にする。
「……なぁ、それ重くねーか?」
「へ?それってどれでござんすか?」
「それだよ、お前がパクってる弁当」
「パク…、ちょっとちょっと人聞きの悪いこと言わないで貰えます?」
「(スルー)車まで運んでやるよ、貸せ」
そう言って半ば無理矢理、春日の手から鞄をひったくると…
春日が疑いの眼差しを向けてきた。
「誰も盗らねーよ!てめーの弁当なんか!」
思わず舌打ちして春日のこめかみに強めに突っ込んでしまった。
…本当に、なんで俺はこんな男が好きなのだ。
自分に泣きたくなる。
何はともあれ、これで2つ目の伏線もクリアだ。
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