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何時も変わらない日々
繰り返される学園生活
変わっていくのは時間と日にちと空だけ本当につまらない学園生活だ・・・・・・
机に座り空を眺めてぼやいているのが渡辺 空だった。
「えー今日からみんなの友達になる転校生が来ました」
と先生が朝のHRが始めていた。
興味はゼロだった。所詮男子かブサイクな女子だろう。人生は決まっている。可愛い女の子が転校して来るのは所詮,漫画か小説などの架空の出来事だけだ。それに今日のめざましテレビの星座占いは9位と地味だったし「運命の人に出会うかも!?」あり得ない。占いなんて最初から信じてなかった。空は心の中で呟く。「初めまして」
と転校生が挨拶をする。「声は可愛いな・・・でも所詮顔は・・・・」
と転校生に目を向けてみてみる。
「転校生して来ました。海野葵といいます。どうか仲良くしてください」
と微笑んでいた
「・・・・・・・やば・・・・・・マジで・・・・可愛い」
初めてだった。100%と当たっていた自分の人生論が外れた。
そして初めて星座占いを信じた。
「それじゃ海野の席は・・・・」
と先生は辺りを見渡した「まさか俺の近く!!有り得ない。そんなに良いことが続く訳が・・・」
「じゃ渡辺の隣で」
「はい」
初めてだったこんないい事が二回もあるなんて
「海野葵です。よろしくね」
と微笑んだ
「よ・・・・よろしくな」初めてだった。話すだけで声が震えて心臓がドキドキだった。
初めて
恋をした。
窓ではちょうど桜が散り始めていた
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