君との別れ…そして前へ

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君との別れ…そして前へ

君と別れ話をしてから数日が経過した。あの時僕は君を諦めたはずなのに…どうしても君を思い出してしまう。どうしても君を求めてしまう。その度に苦しくなって泣きそうになる。僕は堪えられなくなって、君に電話をした。 『やっぱり君を忘れられない。もう一度付き合ってほしい。嫌に思ったらすぐにフッてもいいから…もう一度だけチャンスが欲しい。』 必死の願いにも、君は首を横に振るだけだった。しかし僕は諦めきれず、何度も何度も君に電話して、告白した。しかし返事はNO。どうしようもないまま、途方に暮れていると、メールが一件。知らないアドレスからだった。件名を見ると 『Rです』 と一言。Rとは、君と仲がいい友達の一人だ。メールを開くと 『Sの気持ち代弁させてもらうけど…すっごい迷惑!あんた知ってる?Sは本当ひどいことしたって毎日悩みながら泣いてるんだよ?でも付き合うことは出来ないからって…こんなことになるなら出会わなきゃよかったって…だからもう付きまとうのはやめてくれない?』 …僕はやっと自分のしたことがどうしようもなくバカだったことに気付いた。 君は優しすぎるから…だから一人で抱え込んだりするんだ。一言僕に『大嫌い』とでも言えばいいのに…優しすぎるから… 僕は最低だ。自分の幸せしか見えなくて、それを求めて大好きな人の苦しみが見えていなかった。大切な人なのに… 僕はその言葉を聞いてやっと君を諦めることができた。君が大好きだから…君が大切だから…僕が君を好きになると君は悲しむから… もしこの先君が幸せになれる人を見つけたら、その人に 《幸せにしてあげてください》 と心から言いたい。そして君に心から 《幸せになってください》 と願いたい。 すごく大切で、大好きな人に言いたい。 君がいたから 僕は人に愛される喜びを知った。 君がいたから 僕は人を愛する幸せを知った。 君がいたから 僕は心から…人を信じ…愛することが出来た。 君はもう戻ってこないけど… 心から願っています。 『君が…最高の幸せを手に入れて…最高の笑顔になれる日が来ますように』と… そして… 僕は君との思い出を大切にしながら 自分の道を 歩みだします。
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