君との距離

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君とメールしてから一ヶ月が経過していた。これだけ長く、しかもかなりの長文メールが続くとは思ってもみなかった。この頃から寒い冬が訪れてきて、みんなと集まって遊ぶこともなくなってきた。 しかし君とのメールは毎日必ずしていた。不思議と君のメールには引き込まれる何かがあり、メールをしているとすごく楽しい気分になれた。 そして、僕は君がどんどん気になっていき、いつしか好きという対象になっていた。 そんな時、メールの話題では悩み相談のような感じになっていった。僕はさりげなく 『好きな人がいて最近メールしてるんだけど…告白しようか迷ってるんだよね…』 みたいなことを送ってみた。すると君は 『いいじゃん♪誰でもOKするって。自信持って☆』 とメールがきた。気付いてるんだか気付いてないんだか… 天然なのかただ気付いてないふりをしているのかわからないので、僕はじれったくなって告白してみた。 すると返事が 『少し考えさせてほしい』 とのことだった。 こうゆう時間は物凄く長く感じるもので、携帯が鳴るたびに君からかと思いながら携帯を開いたりしていた。 そしてその日の五時頃、ようやく君からメールが返ってきた。返事は… 『メールしててすごい楽しいし、このメールを終わらせたくはないから…こんな私でよければよろしくお願いします』 僕は電車の中にもかかわらず飛び上がって喜んだ。こうして君との付き合いが始まった。
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