32人が本棚に入れています
本棚に追加
/174ページ
哲哉の挨拶が終わると、校長、副担任の先生や、担任の先生や学年主任
保健の先生の挨拶が始まり眠くなったアタシはクスッと笑われて後ろ二人を見ると新入生代表で目立っていた女の子と
もう一人黒髪の二重で、ニコッと目が合い思わず笑う。
(あ~。恥ずかしい家じゃなかったんだった)と考えながら
後ろから話す声につられて、新入生代表の女の子に「アタシ、永野愛ってゆうねん!ヨロシクな」とすかさず友達立候補。
すると「アタシは夢崎明里と言うの。仲良くしてね、あと」と言いかけて
すぐに「アタシは雨宮絵美、特に取り柄はないけどよろしくねっ!」と
入学式そうそう知り合いが出来てアタシは満足そうに微笑む。
入学式が終わるまでひたすら絵美ちゃんと、明里ちゃんと二人でずっと暇つぶしに恋バナをしてた
入学式が終わり、哲哉は両親が幼い頃に飛行機事故で亡くなっているから
学校の入学式や卒業式は必ず一緒に帰るのが当たり前になっていた。
それをさっきの絵美ちゃんと明里ちゃんに「彼氏なの?仲良いね」と普通に言われ顔が赤くなり
アタシは「ち、違うよ。昔から隣に住んでる幼なじみなんだ。桜井哲哉」
ペコリと頭を下げ「どうも、初めまして」と冷静に挨拶をする哲哉。
これが絵美と明里との出逢いだった。
最初のコメントを投稿しよう!