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ー次の日の朝ー
いつものようにアタシを起こしにスペアキーを持っている哲哉はたまにアタシの両親が旅行中には
わざわざ朝食の用意に、制服をアイロンかけたり 同じクラスになってるのも偶然いつもだから
時間割り通りにカバンに教科書を詰めていく。まだ寝惚けたアタシが下まで降りていくと
「ほいっ!用意出来たから一緒に食べるぞ」と飴を投げながらキャッチするアタシがいた。
アタシの大好きな莓味の飴。哲哉だけが知ってるんだよね。
寝惚けていたアタシは目が覚めて「おはよっ!」と哲哉に話し掛ける。
「おぅ、おはよ。早く食べろよ片付けるから」とアタシの大好きな莓ジャムをトーストに塗る。
「いただきまぁす」と、両親が仲良く海外旅行していることに感謝しつつ
哲哉と一緒にトーストを食べる。哲哉は朝は絶対に砂糖無しのブラック
アタシは珈琲はどうも何か苦手で飲めないから、大好きなミルクティーを美味しそうに飲む。
その幸せそうな顔に哲哉は「ホントに単純なやつだなコイツ」とつぶやく
「ほら、歯磨きが終わったら制服に着替えて歩くぞ学校までっ!急げ!」の哲哉の声に
「はぁい♪♪了解」と歯磨きをしながら返事をするアタシ。
髪型を二人して整えて、アタシは軽く化粧をして 「じゃあ行こっか」と楽しそうに並んで歩き出す。
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